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「伝統と革新」を標榜し今の時代に異彩を放つBMW R18と、
さまざまな領域において独自のスタイルで活躍する18人とのコラボレーション。
第2回は、焚火と向き合うことを追求したアウトドアギアブランド[flames]代表・松永裕詳氏とBMW R18公式アンバサダー・佐藤陽子による対談です。
前半は松永さんの工房で。後半は、夕暮れ時の河原で火を起こしていただき、夕日に照らされるR18を眺めながらのトークになりました。
松永 裕詳[flames]代表
2018年4月、鉄加工会社のBtoCプロジェクト担当としてflamesを立ち上げる。当初は会社の新規ビジネスを形にするという思いで動いていたが、それが徐々に自分事に。ついには自分が欲しい自分だけの焚火台を作りあげ、それがブランドのブレイクスルーに。2020年7月、クラウドファンディングでリリースしたその焚火台で、flamesの認知を一気に広げる。2022年1月より独立。工場発ビジネスの枠に囚われないブランドとして、再スタートを切った。
佐藤 陽子BMW R18公式アンバサダー
BMW Motorrad の造形美、機能美に惹かれ、美容業界から転身して、この世界に。好きになるととことん、という性格からか、Motorrad でも珍しい認定アクセサリーアドバイザーの資格を得るなど、Motorrad の世界観を伝えるために様々な活動を展開中。2022年からは、自社マーケティングや、
R18アンバサダーを努めるなど、より多くの人にブランドを体感して頂けるよう、日々活動中。
  • -1. 実用的かつ美しい焚火台
  • -2. 焚火台のブランドストーリー
  • -3. 足し算のプロダクトデザイン?
  • -4. この焚火台はR18そのもの!
  • -5. 夕焼け、焚火、贅沢な時間
  • -6. 五感で楽しめるデザイン 五感で楽しむためのデザイン
  • -7. 伝えたいこと 実現したいこと
  • -8. 自分と向き合う時間
-1. 実用的かつ美しい焚火台

これが[flames]の焚火台です。

本体は鉄板を直角に曲げたもの。これだけです。
これに、支える足を付けてはめる。
この脚も同じ形の板を半分に切ったものですね。
ここに薪をのせて燃やす。
薪の状態や奥の火の様子も見やすいようにできています。
で、持ち運び用のバインダーもあったほうがいいかなということで
こうして止めるんですけど、このバインダーは火箸になったり五徳としても使えます。

すてきですねえ…。オブジェとしても美しいです。
[flames]のサイトを拝見すると、「デザインコンセプトは、必要十分な機能性を持ち、
究極まで無駄を削ぎ落とすこと。理に適ったデザインは、自ずと美しいものになる」と
ありましたが、BMWの考え方もそうなんですよね。
実用性こそがデザインの神髄なんだ、と。
いろんなバイクを作ってきて、最後にたどり着いたのがこれだったみたいな、バイクらしいバイク。
この焚火台も、すごくシンプルで美しくて、ああ似てるなと思いました。

火を楽しむために必要なものは入れる。でもそれ以外のものは極力省いています。

-2. 焚火台のブランドストーリー

松永さんが焚火台を作ったきっかけって何なんですか?
やっぱりキャンプ好きが高じて?みたいなことでしょうか?

実は焚火が先なんですね。火をくべるのが昔から好きで、おばあちゃんちが薪のお風呂だったんですけど
子どもたちで薪当番の取り合いみたいな(笑)
そういうこともあって、もともと焚火が好きだったんです。

薪のお風呂を焚くの楽しいんですよね!
熱くて入れない!って言われてもがんがん焚いちゃうみたいな(笑)

僕のもの作りのスタートは、鉄を加工する会社に入社して、BtoCのプロジェクト、いわゆるお店で売ってる商品の開発の担当者になったことがきっかけでした。
当初はキャンプ用品とかじゃなくて、ペン立てとかティッシュケースとか卓上の雑貨を作ってたんです。
で、そのプロジェクトを任された人間として、「このプロジェクトのゴールは何だろう?」と。
事業としてやる以上、自分一人くらい養えるくらいの利益を上げないと、プロジェクトをやる意味がないじゃないですか。
当時売ってたものは、単価が数千円。そこから得られる利益はせいぜい1千円とかなんですね。
モノを作って売るプロジェクトでそれなりにやってこうとすると、これは大ヒット商品を作らないといけないじゃないか!と。すごく売れてる有名な雑貨と同じくらい売らないと成り立たないぞと。
でも、さすがにそこを目指すのは無理があるので、じゃあどうするかというと、単価を上げる必要があるだろうと。数千円ではなく数万円にすればやっていけるかもしれない。
バイクよりは安いですけどね(笑)
そう思った時に、アウトドアブームが始まって、特にグランピングがもてはやされた時期だったので
じゃあアウトドア用品をやってみようかということになった。
もともとは、重いもの、ごついものを作る会社だったんです。フォークリフトの部品とか(笑)
バーベキューグリルならちょっと大きめだし、頑丈で長く使えるというコンセプトならいけるかなと思ったんですけど、営業するにしてもどこに行けばいいのかさっぱりわからない(笑)
そこで、ちょっと決意して焚火台にいきついたんです。

その焚火台にシフトした時には先行しているブランドとかあったんですか?

王様のような存在がありまして(笑)
焚火台ってまさにキャンプギアの中ではど真ん中、王道中の王道のアイテムなので、最初はそこに入っていくことが怖くて、自分なんかがモノを出して何とかなるのか?って思ったんですけど、
焚火が好きだったのと、ビジネスとして成立させたいという思いもあったので、よしやってみようと。
そこから会社ができることと、自分がやりたいことのせめぎあいが始まるんですが。

今の日本のもの作りの中で、外国製のものに対抗するために、すごくこだわっていっぱい工程を増やして、いいものができたとしても、それを売るのはとても難しいですもんね。
いいとこでいいバランスにしないと。

そこなんです。ひとつは高級路線という道もある。でも僕としては、自分が遊ぶために作るものだとすると、自分のおこづかいでなんとかなる金額にしたいというところがあって。
いちばんシンプルなもので税込み9,900円。お父さんのおこづかいでも何とかなるかなと。

大手のブランドだと何万円もしますよね。

勝手に買って奥さんに見つかっても怒られずにすむ金額です(笑)

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