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「伝統と革新」を標榜し今の時代に異彩を放つBMW R18と、
さまざまな領域において独自のスタイルで活躍する18人とのコラボレーション。
第6回は、オーダーメイドの帽子づくりに従事しながら、帽子の魅力とその可能性を広げて、多くの人に帽子を楽しんでもらえるような活動を行っている帽子職人・前田かおり氏とBMW R18公式アンバサダー・佐藤陽子による対談です。
素適な帽子に囲まれながらのトークは、楽しい中にも、それぞれの人生のステージで体得してきた、帽子やバイクの楽しみ方から人生を豊かにするヒントなど、同年代の女性同士ならではの味わい深いお話になりました。
前田 かおりミリナー(帽子デザイナー・職人)
世界的なトップミリナーであり伝統的な総手縫いによる制作手法を継承する数少ない帽子デザイナー兼職人プルーデンスのもと3年をかけクチュールミリナー技術を習得。ヘッドウェア製作アシスタントを務めると同時に、オペラ等への舞台衣装のヘッドウェア製作にも従事。その後、マスプロデュースの帽子作りを知るため、ウィーンのミュールバウアー社で研鑽を重ねる。2014年にカオリミリネリーとして独立。クチュールミリナーとマスプロデュース両方の技術を活かしたビスポークハットの職人及びヘッドウェアデザイナーとして活動中。
Kaori Millinerry35 https://www.kaorimillinery.com/
佐藤 陽子BMW R18公式アンバサダー
BMW Motorrad の造形美、機能美に惹かれ、美容業界から転身して、この世界に。好きになるととことん、という性格からか、Motorrad でも珍しい認定アクセサリーアドバイザーの資格を得るなど、Motorrad の世界観を伝えるために様々な活動を展開中。2022年からは、自社マーケティングや、
R18アンバサダーを努めるなど、より多くの人にブランドを体感して頂けるよう、日々活動中。
  • -1. いろんな帽子に囲まれて
  • -2. ミリナーになるきっかけ ~運命的な出会いと別れ~
  • -3. 佐藤陽子がR18に乗り始めたきっかけ
  • -4. R18に包まれて
  • -5. バイク乗りの悩みの克服
      
    ~帽子をかぶることで自由になれる~
  • -6. キャップのしがらみから脱却する方法
  • -7. インストアライブの予告 ~帽子を楽しむ人生を!~
-1. いろんな帽子に囲まれて

すごーい!素敵なお帽子がいっぱい!
これとかすごくかわいいですねー

そうなんです!
帽子っていろんな形や種類があるんですよ。

ちなみにいつも私がかぶってるこの帽子は何て言うんですか?
Relation18の第1回の時にパンツ職人の五十嵐さんに選んでいただいたものなんですけど。

キャスケットですね。
とてもお似合いですよ!かぶりかたもかわいいですね。

これ、自分で選ぶとしたらぜったい選んでないと思うんですよね…

帽子って、その人の印象をガラッと変えてくれるんですけど、
かぶり方もいろいろあって、それによってまたぜんぜん変わるんです。
かわいくなったり、かっこよくなったり。
1つの帽子でもいろんな楽しみ方ができるんですよ。

こういうのとかどうやってかぶったらいいんだろ(笑)
これとかはまあわかりやすいですけど。

ハットってそうやって持ってしまいがちなんですけど、それはあまりよくないんですよね…
ハットの持ち方はこう。ここが傷んで割れちゃって修理できなくなっちゃうんです。
これはもう声を大にして言いたい(笑)

へー!初めて知りました!
ちょっと挨拶する時とか、まるでここを手に取れと言わんばかりの形なのに…
これってなぜこういう形になったんですかね?

これはもともとはボーラーっていう丸い帽子だったんですけど有名な逸話があって、
その丸い帽子をかぶってた人が、ある日、ステッキで頭を叩かれちゃって、真ん中がへこんで
それをそのままかぶってたのが流行りだした、と言われています(笑)

へー!おもしろい!
西洋では帽子ってお洋服と同じくらい、ひとつの文化ですものね?

帽子って世界中にあって、もともとはその人の地位を表すものだったらしいんですよね。
それが次第にファッション性が出てきて、嗜好による装飾品として、
大衆にも広がっていったみたいです。

季節とかも関係するんですかね?

そうですね。ハットだと基本的に秋冬はフェルト、これからの季節はパナマ帽や麦わら帽子ですね。
この黒いリボンがついてるやつです。

ちょっと調べてみたんですけど、
パナマ帽ってすごいやつは
もう目が飛び出ちゃうくらいの
お値段のものとかあって、
びっくりしちゃったんですけど…

パナマ帽というのは通称で、本当はトキーヤハットと言います。
そもそもパナマじゃなくて、エクアドルでしか編むことが許されてないんですね。
トキーヤという植物の葉っぱの繊維を1本1本裂いて編んでいくんですけど、
その目の細かさでグレードが決まっていて、最高級の素材は人間国宝のような方が
作られているんですが、そんな方でも編めるのは1年に1~2個と聞いています。

-2. ミリナーになるきっかけ
~運命的な出会いと別れ~

「ミリナー」って言葉、初めて聞いたんですけど帽子職人さんのことですよね?
かおりさんがそのミリナーになられたきっかけって何だったんですか?
もともと帽子がお好きだったとか?

きっかけは、帽子が好きというより、帽子作りと出会った、という感じですかね。
子どもの頃はおばあちゃんから編み物を習ったり、夏休みの自由研究で浴衣を縫ったり、
お洋服をリメイクしたりはしてて、手芸は好きだったんですけど、
でも、それを仕事にしようとは思ってませんでした。
普通の大学に行って、WEBデザイナーとして就職したんですよ。

へー!WEBデザイナーさん!
会社にお勤めなのに海外に修行に行かれたのは?

高校生の頃から海外に住んでみたいなとは思ってたんですね。
で、仕事をしてて、このままお仕事続けたり結婚したりってなったら、
もう海外には住めないなあって思ってて。
で、その時、よし!ワーホリでイギリス行こう!って。
イギリスのワーホリは人気なので、残念ながら抽選でハズレちゃったんですけど、
もう行く気満々になっちゃってて(笑)
会社を辞めて、ノービザでロンドンへ半年間の遊学。
もう全力で楽しんでやろうって(笑)

そこで先生との運命の出会いが…。

そうですね。偶然、パリコレのお仕事とかをされているミリナーの方の
ワークショップの広告を見つけて参加してみたんです。
最初にフェルトの帽子を作ったんですけど、帽子ってフェルトに蒸気を充てて
木型に沿わせて形を作っていくんですね。
その木型にフェルトを沿わせていく感触というか、自分の手の動きに、
「あ、私がやりたかったのはこれだ!」って。
ひと目惚れならぬ、ひと動き惚れ?(笑)

人生が変わっちゃったんですね(笑)
そういう人生が一変するような出会い、うらやましいなあ…

陽子さんだって、バイクに乗った時のワクワク感とか
アクセルふかしてドキドキしたりとか、そういうことがあったのでは?

私はそんなんじゃなかったんですけどね(笑)
まあそれはいいとして、で、日本に帰ってきたんだけど…

そう!もう自分のやりたいこと、好きなことがわかっちゃったんで、元のWebデザイナーに戻っても、
仕事しながら悶々とするわけですよ(笑)
いつかあれやりたいな…でもそのいつかっていつなんだろうなあ…って。
そんな時に…、…これ、超プライベートなことなんですけど…結婚するんだろうなと
思っていたお相手とお別れすることになっちゃって…

あらまあ!

結婚して子供を産んで…っていう既定路線を歩かなくてよくなった(笑)

あー、女性にとってその制約から外れられるのは大きいですよね!

そうなんです。自由になった。好きにやれるようになった。
で、帽子づくりの専門学校に通い始めたんです。
好きな道に進むタイミング、それは今だ!って!
とりあえず帽子を作れる環境に身を置けるのがうれしかったですね。

で、学校に通って基本的な技術は身につけつつ…

そうですね、それからロンドンの先生のところで修業したりして。
それができたのはすごくラッキーでした。
本場で学ぶルートを持ってた。

-3. 佐藤陽子がR18に
乗り始めたきっかけ

さっき伺いかけたんですが陽子さんがオートバイ、
しかも、あんなに大きいR18に乗るようになったきっかけは何なんですか?

いやもう、それはもう運命的な出会いとかじゃなくて(笑)
家の近所にBMWのディーラーがあったんです。
で、ああきれいなバイクがいっぱいあるなあと思って見てたんですけど、
そこに「受付募集」っていうのが貼ってあって(笑)
私、自転車も乗れないし、運動とかもぜんぜんできないんですね(笑)
それでもいいですか?って聞いたら、大歓迎だよ!って。
逆にバイクを知らない人の感覚でやってくださいって。

へー!いいですねそれ!

ただバイクを売るだけのバイク屋じゃつまんないから、って。
その時は、へーそれでいいんだって(笑)
で、お店に立ってると、バイク好きのお客さんがやってきて、
みんな「BMWのバイクって他とぜんぜんちがうね」っておっしゃるんです。
で、何が違うんだろ?って。
バイク自体知らないんで、もうまったくわからないわけです。
で、じゃあ免許取ってみるか、乗ってみるか、ってなって。
ドラマチックな出会いとかなくてすみません(笑)

でも、それをきっかけに人生とか考え方も変わっていったんですね?

時代のせいもあると思うんですけど、専業主婦だったのが仕事を持つようになって、
子育てからも手が離れた、ということもあって、考え方とか生き方に余裕ができたと言うか、
自分な好きなものを好きなように楽しんでいいんだなって思えるようになったんですね。
だからこそR18の魅力に気づけたというか。
R18に乗り始めたからそういう考え方を肯定できるようになったのも
あるかもしれないですけど、それらが並走してる感じですかね。

タイミングが合って相乗効果が生まれる、みたいなことですかね。

自分のバイクは何台か乗ってきたんですけど、R18を見た時は、すごくきれいなバイクだなあって。
で、乗って走ってるうちに、ああ、これいい!所有したい!って思ったんですね。

単にいいな、ではすまなくて、所有したい!っていう気持ち、わかります。

職業柄乗るというんじゃなくて、移動手段としてというわけでもなくて、
欲しい!乗りたい!っていうバイク。
R18に乗ってみると、他のバイクって至れり尽くせりだなと思います。
スペックがすごい・安全・快適・静か・疲れない。
それはそれで素晴らしいんですけど、でも、R18は何か心に訴えかけてくるものがあるんですよ。
目的がいらない。スペックもどうでもよくて。
上手に乗らなきゃ、きれいに乗らなきゃ、スピード出して走らなきゃみたいな
余計なことを考えなくていいんです。緊張しないで乗れる。
今の自分ってどうなんだろうなって、問いかけてくると言うか…

相棒みたいな感じですかね…いいなあ。

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